11月29日は恒例の研究発表会です。

日 時 : 2009年11月29日(日) 9時30分〜17時

場 所 : 東京晴海海員会館(2F) 第一会議室

主 催 : 特定非営利活動法人 新月の木国際協会 

連絡先 : TEL/FAX 0475-55-5769(協会事務局)

研究会 : 詳細はこちら

特別講演: 近藤一郎(東京大学名誉教授・実験物理)

新月の木国際協会の研究発表会の周辺状況について

新月の木国際協会は、森林保全を目的にした特定非営利活動法人です。

協会では、木の成長に使った時間より長く使える「良質で長持ちをする木」を生み出すことで、森林の乱伐を防ぎ、永続的な循環環境を作ることを目指しています。

具体的には、「良質で長持ちをする木」(これを「新月の木」と名づけています)を得るために、二つの主柱を立てています。


一つは、「新月の木」を作る条件の確保の研究です。
これまで、言い伝えや文献からの情報を確かめる実験と、新たに発見した要因や条件を加えて、カビ、虫害(シロアリほか)、腐食、割れなど材木の持つ弱点を減らす方法を見つけ出して実用化し、管理出荷をはじめています。
しかし、まだ「月齢変化の何の因子」が木の性質に影響を及ぼしているのか、完全に因果関係が明らかになっていません。

天体のエネルギーと生物(木)の関係はまだ科学的に未知ところが多く、今後、改良効果を裏づけるメカニズムの証明が必要です。今回の研究発表会はその「月の影響力」についての研究が主題となっています。


二つ目は、「新月の木」を保証するために作っている履歴現認システムです。せっかく良い条件で作った「新月の木」でも客観的な記録(トレサビリティー)が整っていなければ意味がありませんし、信用も得られません。そしてその情報がエンドユーザーに確実に届けられることが必要です。
また、「新月の木」の履歴記録が残されれば、将来50年100年と木が使われていくうちに「木の質の経時変化」と「現認記録」の対照によってさらに改良を加えていく可能性があるということも重要です。
協会では、「新月の木」の呼称を使う事業者には、この履歴現認記録の提出を必須条件として義務づけています。


当協会の「新月の木」あるいは研究発表会に関心のあるかたは、「NPO新月の木国際協会」のホームページをご覧ください。